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1月4日レッスルキングダム13in東京ドーム 感想

 

※選手名は敬称略とさせていただきます。

※あくまで個人的な感想です。気に入らない方はご容赦ください。

 

第1試合 NEVER無差別級王座戦
王者 飯伏幸太 VS ウィル・オスプレイ

 

戦前に思っていた展開とは違い、泥臭さを感じました。

共にハイフライヤーとして名を馳せたレスラーなのでそっちに行くかと思いきや、キレ・飯伏VSキレ・オスプレイのような意地の張り合い。

最後の決め手になったオスプレイの放ったエルボーは賛否が分かれると思いますが、気持ちの入った戦いだと思います。

個人的には、無防備な背後からの後頭部への攻撃には否定的な意見を持ちます。

飯伏の様態が気になります。

勝者 ウィル・オスプレイ

 

 

第2試合 IWGP Jr.タッグ王座3WAY戦
王者 金丸義信&エル・デスペラード VS YOH&SHO VS BUSHI&鷹木信悟

 

YOHがもうちょっといい感じになってくれないかなぁと思えた試合。

金丸&デスぺもBUSHI&鷹木もSHOも色を出せてました。

このままだとYOHは埋もれてしまわないか心配です。

リング上で何をしたいのかもっと自分の色を出してほしい。

今回画面上ではあまり出てこなかったBUSHIでしたが、リング上は鷹木にまかせてサポートに徹したのでしょう。

Jr.の3WAYだともっと空中戦がでてくるかと第1試合に続き思っていたのですが、今回はそれはあまりなし。

毒霧系の攻撃も画面上では不発に終わったイメージ。

6人いる試合なんだけれども、後半は鷹木 VS SHOのパワー対決の様相を呈していました。

面白い試合ではありましたが、もっとJr.らしさは欲しいかなと。

勝者 BUSHI&鷹木信悟

 

 

第3試合 ブリティッシュ・ヘビー級王座戦
王者 石井智宏 VS ザック・セイバーJr.

 

入場時から石井の調子が悪いのかと心配になってしまう雰囲気がありました。

勝手な思い込みでしょうが、、、。

何でもできる石井が魅せたヒールホールドからのヒールホールド返しは、なかなかいい展開かと。

最後はタップもできない状態での屈辱的なギブアップ。

ブリティッシュ・ヘビー王座はザックでいいと思うんだが、石井にああいう形でのギブアップはどうなんだろう?とちょっと首をかしげる試合。

勝者 ザック・セイバーJr.

 

 

第4試合 IWGPタッグ王座3WAY戦
王者 タマ・トンガ&タンガ・ロア VS イービル&SANADA VS マット・ジャクソン&ニック・ジャクソン

 

タマ&タンガの入場時マスクはいいねぇw

イービルの入場は若干手間取ってたw

AEWの件もあり、ヤングバックスの負けは予想できていたが、イビサナがここでも勝つとは思わなかった。戦前の予想に反した2試合のうちの1試合です。

タマ&タンガの勝ちを予想してたのに残念。

邪道とファレのちょっと揉めたシーンが、第0試合のジ・エリート動きと何かしら連動するのかなとか勘ぐってしまう。

それと、この試合というかヤングバックスに関しては、どうしても2016年11月5日POWER STRUGGLE 大阪大会の第6試合で見せた表情が今でも抜けなくて、さらにBTEでのお芝居が自分に合わなくて感情移入できなかったんですね。

neclo.hateblo.jp

だから正直な気持ちを言えば、やっとヤングバックスがいなくなるなぁと。

ま、AEWと新日本の提携があるかないかで今後は変わってくるんでしょうが...

ファンの方ごめんなさいね。

勝者 イービル&SANADA

 

 

第5試合 IWGP USヘビー級王座戦
王者 コーディ・ローデス VS ジュース・ロビンソン

 

別に男尊女卑を言うつもりもなく、女性蔑視をするつもりもない。

どちらかといえばフェミニストな自分ですが、男同士の試合に割り込んでくる女は少なくとも新日本のリングにいらないと思う。

ジョニーローラーのように自分がレスラーとしてリングに上がるなら全く問題はなし。里村だったら大歓迎だ。

何の脈絡もなくつまらないホームドラマをリングで再現しないでほしい。

ジュースに関しては、NJPW ONTHEROAD JUICE ROBINSONを事前に見たおかげで、いい感じに感情移入できました。

YOUTUBE版貼っときますね。


NJPW OnTheRoad : Juice Robinson #1


NJPW OnTheRoad : Juice Robinson #2


NJPW OnTheRoad : Juice Robinson #3


NJPW OnTheRoad : Juice Robinson #4

試合最後のジュースの表情、技の追い打ち、気合が入ってて今年一押しのレスラーに決定しましたw

勝者 ジュース・ロビンソン

 

 

第6試合 IWGP Jr.ヘビー級王座戦
王者 KUSHIDA VS 石森太二

 

この試合、戦前の雑音のせいで素直に楽しめなかった部分がありました。

KUSHIDAのWWE移籍の噂話。

これがなくても石森の身体能力はわかっていることなので、普通に試合を楽しみたかった。

そういえば、本ブログで石森に関してちょこっと触れたのも先ほど第4試合の感想で触れた大阪大会なんだなぁと不思議な感じもします。

一番気になったのはKUSHIDAの入場時の子供の仮面。

ちょうど不気味の谷にあるのか気持ち悪かったw

雑音を忘れて、もう一度日を改めて観ようと思った試合です。

勝者 石森太二 

 

 

第7試合 シングルマッチ
オカダ・カズチカ VS ジェイ・ホワイト

 

ジェイがいい感じにヒールに育っている。

小馬鹿にしたようなブーイングや、愛情のこもったブーイングではなく、本気のブーイングをもらえるレスラーになりつつある。

そう思えた試合。

自分の戦前予想はオカダの勝ち。

オカダの勝ち名乗り後にオカダをBC面子でボコボコの展開を予想してました。

試合が進むにつれ、棚橋ファンの自分がいつも棚橋を応援するような気持でオカダの勝ちを願っていたのも後から考えると面白かった。

最後の最後でどんでん返し。

画面に向かって『誰だよこんなブック書いたやつ』などと文句を言っている自分に気づき、ブッカーの掌の上だと脱帽でした。

2019年、オカダのリベンジロードに期待。

できれば来年のドームのメインはオカダであってほしい。

勝者 ジェイ・ホワイト

 

 

第8試合 IWGP IC王座ノーDQ
王者 クリス・ジェリコ VS 内藤哲也

 

うん、内藤哲也、文句なし。

素晴らしいの一言。

ジェリコもよくあの年であれだけ動けるもんだ。

これも素直に脱帽です。

ジェリコが内藤にやった首への竹刀踏みつけ攻撃はWWEではできないだろうなぁ、向こうのTV的に。

内藤のグリップエンドを持ってのフルスイングは空振りでしたが、もし機会があれば誰か受けて欲しいものですw

過去にこのブログでは、内藤に対して気に入っているからこその苦言を書いていましたが、今回はそれも無し。

試合前~試合~決着後の流れすべてで文句なしです。

ただ、因縁のあるICのベルトなんで、ベルトの取り扱いは今後注目ですけどね。

またライガーが切れそうで。。。

勝者 内藤哲也 

 

 

第9試合 IWGPヘビー級王座
王者 ケニー・オメガ VS 棚橋弘至

 

 

平成最後のとか、AEWの件とか、世代交代だとか、軍団抗争(内紛含む)だとか、棚橋の体調だとかいろいろある背景の中で、これだけの試合をしたのは二人ともさすが。

戦前の流れからThe Cleanerの頃のように髪の色を黒系に染め、ヒールを請け負ったケニーはやはり古いプロレス脳も持っていると感じました。

棚橋押しの自分ではありますが、この試合に限って言えば勝敗は別にしてケニーに軍配。

棚橋の感情が見えた試合としては、2018G1決勝の飯伏戦の方がより感情が見えた試合でした。

星5つという試合ではなかったのですが、やはり1.4はハッピーエンドで締めくくってほしいので、今回の組み合わせならば棚橋勝利で『愛してま~す』の締めは良かったです。

ケニー自体、最近の新日本では危険な技を出し、相手のそれも受ける選手(いわゆるベストバウトマシーン)ではあるのですが、コメディ系からバチバチ系の試合まで何でもできる選手のはずなので、もっと素直に感情移入できる流れになってくれればなぁと思う次第。

シングルの試合単発で見るといい試合しかないくらいの勢いなのですが、試合までの流れが過剰に香辛料が効きすぎていたり、唐突だったりするわけで、そういった部分は選手ではなくブッカーの問題かと。

それとオカダも言っていましたが棚橋にこだわりすぎるといけないかと。

1.5以降のケニーの新日本との契約がどうなるか気になるところですが、できるならば新日本所属として残ってほしい。

その上で、外敵としてではなく、内藤・ケニー・オカダの3人がジュースやタマなどの現有勢力、そしてこれから出てくるであろうYL出身の若手の壁になってほしいと願う次第であります。

今の新日本はいわゆる外敵(鈴木軍除く)は必要ないと思うのです。

イデオロギー闘争とかいろいろ言われた試合ですが、ケニーが棚橋の土俵にのったという感じが強い試合でした。

このイデオロギー闘争に関しては外敵云々の話も絡めて後日、1.4の熱が冷めたころに自分なりの考えをここで書ければなぁと思っているので割愛いたします。

 

本大会を通して思ったことは、戦前の期待値が高すぎたため若干期待外れな部分もありましたが『総じて良』といった感想。

戦前の雑音が多すぎたのが原点の原因ですね。

アンテナはりすぎるのもどうかと思った今年の1.4でした。

素直に試合を楽しみたい。わがままなんでしょうけどね。

(--;

だからこそジェリコVS内藤に文句のつけようがないわけで。

 

このほか試合以外で全体を通して思ったのは、カメラの位置取り及びスイッチャーの腕が前半と後半で明らかに違う。

なぜこの技をレフリー越しで抜くのか?とか、ここは縦の動きではなく横の動きで正面からとらえる所だろうとか、ハンディカメラの安定しなさ加減が酔ってしまいかねないレベルの部分もあり、モニタ観戦組としてはちと不満。

WWEを意識したのかもしれませんが、そういったものは現状では不要。

新日本は新日本の色でいい。

もし、TV朝日のスタッフが撮影・スイッチャーをしているのだとしたら、ワールドプロレスリングでほぼ毎週撮影しているんだから年間通してスタッフに修行させようよ。

1.4がスタッフにとっても1年の集大成を見せる一大イベントになってほしい。

 

…などと愚考する次第であります。