プロレス観戦(モニタ越し)
新日本10・8両国を遅ればせながら観戦しました。
最近いろいろありすぎて、モニタ越しでしか観戦できないのが残念ですが、それでも観れるだけましな状況。
こんな中でプロレスから力をもらおうと思うわけですが、なかなか最近はそうもいかない。
というわけで、ここしばらく書いていなかったプロレスねたで今回は書き連ねてみようかと思うわけです。
駄文が続きますので、あしからず。
さて、11.5大阪府立体育会館 POWER STRUGGLE 大阪大会以来のプロレスねたでの記事になります。
その間、プロレスから離れていたわけではなく、新日本をはじめ、WWE(RAW・SmackDown・NXT)・DDTなどは情報収集&観戦をしていたわけです。
棚橋の怪我や、中邑・ASUKAのWWEでの活躍、ジェリコの新日本登場、L・I・Jの躍進、BCOGの扱い、ディーノの主張、DDT3WAYでの里村の力量、ALL INN、なんといってもG1で棚橋のセコンドについた柴田の姿などなどぱっと思いつくだけでもこれだけのブログのネタになるものがありました。
書きゃいいんですが、いかんせん試合をリアルタイムで観ることが少なくなっており、その間にいろいろな方々が感想含めさまざまな意見を書かれていました。
『そうだ』と同意するものもあれば『えぇ~?』と疑問に思うこともあり、そういった記事を見て回る日々、つまりはプロレスを追っかけていたのは間違いないですね。
でもね、今回の新日本10・8両国を観戦して『あぁ、そうか』と自分自身納得した部分があったんですよ。それで久々に書いているわけです。
自分は新日本プロレスが一押しです。これは今でも変わらない。
一番好きなレスラーはといわれれば、棚橋と答えます。これも変わらない。
ただ、今の新日本のプロレス(≠新日本プロレス)に魅力を感じるかといわれれば、2016-11-06の大阪府立のころと比べると魅力を感じなくなっている。
自分はプロレスに興味の無い、もしくは知らない知り合いに向けて話をするとき、『プロレスは大人のヒーローショーみたいなもの。鍛え上げた人間が常人では考えられない技を出し、技を受け、それを魅せるもの。そのバックボーンにあるストーリーラインを含めて楽しむもの』というような感じで説明してきたわけです。
この説明にしてもブレは無い。
勝てばいいというものでもない。
勝てばいいなら、北尾VSビガロなんかは批判されるわけも無い。
では、ケニーやThe Eliteのやっているプロレスは上記に当てはまらないのか?
これが当てはまるんですよ。
しかも、今までになかった動画サイトを通じてのバックボーンストーリーを語るという手法も斬新です。
当然ながらプロレスの質も高い。
TLCや危険な技を使うのも含めて、それを受けることができる肉体を作る・維持することは尊敬せざるを得ません。
でも、しっくりこない。
すごいなぁとは思うけど、共感できない。
何でだろうと考えるに、ストーリーラインの説明が過剰なんだよなぁ。
内藤がよく言うように、ファン自身があーでもない、こーでもない、次はこうなるんじゃないか、次の相手は誰だ?、誰が加入するのか?勝つのはどっちだなんていう風に考える時間が幸せのひとつなのに、悪い意味で連続ドラマを見ているような思考の停止をしてしまっている。
アメリカ、いや、WWEならばそういた手法をずっととっているのでドラマの中の試合でいいと思う。
新日本なら試合に必然性のあるドラマがほしい。
試合によっては塩試合と呼ばれるかもしれないけれど、意味さえあればグラップリングだけの試合もありかもしれない。すでにスターとして立場を確立しているレスラーでも新弟子時代からの関係性があるならば、ヤングライオンと同じ技の制限を設けた試合でも良いかもしれない。そこにストーリーがあるから。
最近だとG1決勝の柴田のセコンド。
ちょっと前なら昨年G1の永田さんVSファレの試合後。
どちらも涙でそうだったもの。
じゃぁ今、自分が期待しているのは?と考えると
・BCOG面子の新日本的ストーリー
・(怪我が治ってからだが)ヒロムとデスペの遺恨
・EVILのL・I・Jからの脱退(というか独り立ち)
・石井ちゃんのIWGP戴冠
・ZSJ・オスプレイ・ジェイなど役者のそろった若手外人の躍進
・そのための棚橋・オカダ・鈴木・殿・永田さん・コジの役回り
当然、ベテラン勢がただの壁となって越えられるのではなく、高い高い壁となってそれを乗り越えていくさまを観たい。
2012.12の猪木・棚橋の対談で、猪木が棚橋に『早く先輩たちを引退させてやってくれよ!(笑)』と言ってますが、引退しても大丈夫と思わせるくらいのレスラーになってくれよ。
特に飯伏。
目標を見誤ったり、道程を間違うとすぐに40代だぞ?今しかないんだよ?
言われんでもわかっていると思うけど、勝手ながら同郷の者としては心配になってしまう。これもファン心理のひとつとしてご容赦願いたい。
最後に、以前のブログでも引用した文章をここでも引用いたします。
俺たちはソープオペラ(連続メロドラマ)じゃない。スポーツ・エンターテインメントでもなければ、ダンスを踊ってる訳でも無い。俺たちは試合をしてるんだよ、レスリングで。それが俺たち新日本プロレスだ。柴田の試合を観てみろ、あのキックを。あれこそが新日本プロレスだよ。内藤、棚橋、そして石井は常に闘ってるんだよ。みんな試合で魅せるけど、これはエンターテインメントじゃねぇ。レスリングで魅せてるんだ。
(青空プロレスNEWS [新日本プロレス] 外道が語る:前編)