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懐かしい、、、と同時に思うところがありました

新井素子さんの『星へ行く船』シリーズ5冊読了です。

 

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最終刊の『そして、星へ行く船』の電子書籍化後、すぐに『逆恨みのネメシス』と共に購入していたんですが、ちょっとづつ読んでいたらなかなか進まず、結局21日に一気読みしましたw

 

シリーズ全巻通して、巻末のあとがきの雰囲気、各巻に掲載された書下ろしの短編、そして何より(しっかりと校閲が入った)本文。

懐かしい感覚と共に、当時とは違った感じ方もし、楽しい時間を過ごせました。

 

記憶にまちがいがなければ、この『星へ行く船』を新井先生がかかれたときはシリーズ構成はおろかその巻ごとでもキャラクターたちが自分勝手に動き出してしまい、結果、ご都合主義の最たるものといったような感想をご本人があとがきに書いていらっしゃったような気がします。

 

でも、改めて読んでみても、綺麗にまとまっているんですよね~

 

以前は女の子の成長物語といった視点で読んだような気がしますが、今回は周りの年長者や男性陣のふりまわされ具合や、それぞれのそれぞれに対する気の使い方など、当時はあまり気にしていなかった部分も目に付いてしまったりして。

 

さて、そんな中特に気になった部分としては2箇所。

このシリーズ、実は自分に結構な影響を与えてくれてたんだなぁと改めて感じ入ったポイントがありました。

 

1箇所目は2冊目『通りすがりのレイディ』の中に出てくる一節。

レイディがあゆみちゃんに自分の信念を語るセリフの一部。

" 誰が従容として運命になんか従ってやるものか "

 

2箇所目は5冊目『そして、星へ行く船』の中に出てくる一節。

水沢所長があゆみちゃんに言ったセリフに出てくる言葉。

” 矜持 ”

 

これって、今の自分の中にもしっかり生きている言葉で、出来ているできていないはともかく、斯くありたいと思っていることなんですよ、はい。

 

このほかにはあと3つ。

” Positive ” ・ ” Active ” ・ ” Criative ” といったものもありますが、これは大学入学以降の指針かな?

 

だから先の2つの言葉はより深い場所で自分の指針になってるんですね。

この2つの言葉が出てきた本もシチュエーションも覚えていましたが、文字にして読み直すと改めて『あぁ~、そうかぁ。』と思ったわけです。

 

イマイチ文が良くわからん表現になってますなw

 

ともあれ、この5冊に再会できたことは大変嬉しかった。

 

・・・出来ることならブラックキャットシリーズもこんな感じで電子書籍化していただけませんかね~

 

あと、太一郎さんの行方不明(失踪?)のお話はいつごろかなぁなどと期待しております。

 

 

ここまでこの駄文をお読み頂いた方々は、ぜひ下記リンク先のインタビューもお読みになってくださいませ。

 

hon.booklog.jp

hon.booklog.jp

 

星へ行く船シリーズ1星へ行く船

星へ行く船シリーズ2通りすがりのレイディ

星へ行く船シリーズ3カレンダー・ガール

星へ行く船4 逆恨みのネメシス 星へ行く船シリーズ

星へ行く船シリーズ5そして、星へ行く船